今回は会話の導入部分にあたる挨拶の仕方や挨拶に使えるフレーズを紹介します。
会話をする時には必ずと言ってもいいほど使用するものばかりです!
一辺倒な挨拶にならないよう、バリエーションを含めて覚えていきましょう!
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よくある会話
今回も以下の例文では2人称(túの活用)を使用します。
やあ。おはよう。
おはよう。調子どう?
すごく元気だよ。ありがとう。君は?
僕も元気だよ。ありがとう。
今日すごい暑くない?
そうだね。でも、午後は雨が降るらしいよ。向こうは曇ってるし。
本当に?じゃあ傘を持っていかないと。
じゃあ、そろそろ買い物に出るね。
じゃあまた後で。
またね。
出会いの挨拶
まず、出会い頭に行うべき挨拶の言い方を見てみましょう。
―Hola.(やあ。)
これは、ややくだけた挨拶で、時間帯を気にすることなく使うことができます。
一方、時間帯によって使い分けるものが以下の3種類です。
―Buenos días.(おはよう。)
―Buenas tardes.(こんにちは。)
―Buenas noches.(こんばんは。)
それぞれ基本的に、正午や昼食をとるまで、午後、日が暮れてから、というタイミングで使い分けます。
Holaとセットで使うことも多いです。
また、これらを簡略化したと考えることができるのは以下で、形を変えることなくすべての時間帯に使用することができます。
―Buenas.(こんにちは。)
スペイン語圏では、こういったいわゆる挨拶の言葉に加えて、相手の調子を聞くフレーズを入れることが非常に多いです。
代表的なものは以下のとおりです。
これらはすべて、「元気?」や「調子はどう?」と尋ねるフレーズです。
国や地域によって、これら以外のものが使われることもありますし、よく使われるものも異なります。
【聞き方】
―¿Cómo estás?
―¿Qué tal (estás)?
―¿Cómo te va?
―¿Cómo vas?
―¿Qué más?
これらの質問は挨拶の一部として考えられますので、調子が悪い場合を除いてあまり真剣に答える必要はないでしょう。
以下のように答えることができます。
答えた後、気遣ってもらったことに対するお礼を言ってから、相手の体調も質問するのが自然です。
【答え方】
―(Estoy) (Muy) bien. Gracias. ¿Y tú?
(元気です。ありがとう。君は?)
別れの挨拶
別れる時の代表的な挨拶は以下のとおりです。
―Adiós.
(さようなら。)
―Hasta luego.
(また後で。)
―Nos vemos.
(また会おう。)
次に会うことが特に決まっていなくても、Hasta luegoといって別れることが多いです。
hastaは「○○まで」という意味なので、次に会うタイミングがわかっている場合は、例えば以下のように○○に具体的な言葉を入れることで、より適切な別れ際の挨拶をすることができます。
―Hasta mañana.
(また明日。)
―Hasta el lunes.
(また月曜日。)
―Hasta la semana que viene.
(また来週。)
―Hasta ahora.
(またすぐ後で。)
会話のつなぎ
天気の話題などは、会話のつなぎとして使用することができます。
以下のような表現があります。
そのあとに同意を求める¿no?を置くとスムーズな会話につなげることができるでしょう。
―Hace buen/mal tiempo, ¿no?
(いい/悪い天気じゃない?)
―Hace mucho frío/calor, ¿no?
(とても寒く/暑くない?)
―Parece que va a llover, ¿no?
(雨が降りそうじゃない?)
そのほかのフレーズ
挨拶とは厳密に異なるかもしれませんが、よく使うフレーズをいくつか紹介します。
―¡Bienvenido!
(ようこそ!)
※対象となる人の単複と性にあわせて変化させる必要があります。
―¡Ánimo!
(頑張って!)
―¡Buen viaje!
(よい旅を!)
―¡Que descanses!
(休んで!)
―¡Cuídate!
(体に気を付けて!)
まとめ
今回紹介したフレーズはすべて、人に出会ったときや別れた時に本当によく使われるものばかりです。
このような会話の中のある程度パターン化フレーズをきちんと言えると、会話がスムーズに進みます。
考えなくても口をついて出てくるようになるくらいに体に染みつかせましょう。
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執筆者:Rika (Instagram)
監修:りゅうや(Instagram)