スペイン語文法初級

スペイン語の比較級と最上級

 

 今回の記事ではスペイン語での比較級と最上級の表し方を紹介します。

 

複雑な文法と思うかもしれませんが、基本的な部分は想像するより単純ですので、今回で把握してしまいましょう。

 

 

比較級

 比較級とは、何かと比べて「より~」と表現するものです。

 

スペイン語で比較級を作るときには、másという語を使用します。

 

基本的な構造は以下のとおりです。

 más ○○ que ~ (~より○○です。)

 

 ~には比較する対象を当てはめ、○○には何について比較しているのかを表す形容詞や副詞を置きます。

 

 早速、例文を見ていきましょう。

例)Esta tequila es más sabrosa que esa.

  (このテキーラはそれよりもおいしいです。)

 

  Seru está más ocupado que Ryuya.

  (せるはりゅうやよりも忙しいです。)

 

  Esta moto corre más rápido que aquella camioneta.

  (このバイクはあのバンよりも早く走ります。)

 

  Mi casa está más lejos que la parada de autobús.

  (私の家はそのバス停よりも遠いです。)

 

 

 これらの例文は、másが形容詞や副詞を修飾することで比較級の文を作っているものです。

 

一方で、másはそもそもmucho(多くの、大いに)の比較級の形でもあります。

なので、「多くの」や「大いに」といった意味でmuchoを使用する文を比較級にする場合には、形容詞や副詞なしでmásのみを使用して比較級の文を作ることができます。

 

例)Yo tengo muchos cuadernos.

  (私はたくさんのノートを持っています。)

  →Yo tengo más cuadernos que él.

  (私は彼より多くのノートを持っています。)

 

  Ryuya estudia mucho.

  (りゅうやは大いに勉強します。)

  →Ryuya estudia más que Seru.

  (りゅうやはせるより大いに勉強します。)

 

 

特別な形の比較級

 先に見たように、基本的に形容詞や副詞は、másを置くことによって比較級を作ることができます。

 

ただし、一部独自の比較級の形を持っている語があります。

 

これらのうち、másとmenos以外は数の一致があります(単数形と複数形があります)。

 mucho(多くの、大いに) → más

 poco(少しの) → menos

 bueno(よい) → mejor

 malo(悪い) → peor

 grande(大きい) → mayor

 pequeño(小さい) → menor

 

 muchoについては先に例を示しましたが、そのほかのものについて例文を見ていきましょう。

 

例)El trabajo actual tiene mejores condiciones laborales que el anterior.

  (今の仕事は前の仕事より良い労働環境があります。)

 

  Él es mayor que mi hermano.

  (彼は私の弟よりも年上です。)

 

grandeとpequeñoには、mayorとmenorのほかに、más grandeとmás pequeñoという比較級も存在します。

 

  次のように使い分けます。

  mayorとmenor抽象的な大小、年齢の上下

  más grandeとmás pequeño具体的な形の大小

 

例)Esta mesa es más grande que esa.(この机はそれよりも大きいです。)

 

 

最上級

 最上級は、すべての中で「一番~である」という表現です。

形容詞と副詞の場合で文の作り方に少し違いがありますので、わけて見ていきましょう。

 

形容詞の最上級の構文

 形容詞の場合は、定冠詞(+名詞)+más+形容詞+de/en/entre+「範囲」という風にまとめることができます。

早速、例文を見ていきましょう。

 

例)Ella es la más alta de su clase.

  (彼女はクラスで一番背が高いです。)

 

  Ella es la chica más alta de su clase.

  (彼女はクラスで一番背が高い女の子です。)

 

  Este museo es el más prestigioso en ese país.

  (この博物館はその国で一番権威があります。)

 

  Este actor es el más popular entre los jóvenes.

  (この俳優は若者の間で一番人気があります。)

 

副詞の最上級の構文

 副詞の場合は、文法上、定冠詞をつけることができないので、最上級の独自の文の形はなく、比較級の場合と同じ表現の仕方になります。

なので、比較級か最上級は文脈で判断することになります。

 

ただし、以下のように(los demás/nadie/nunca)、最上級であることがわかりやすいフレーズを用いることがあります。

 

例)Este tren corre más rápido que los demás.

  (この電車はほかのどれよりも早く走ります。)

 

  Yo vivo más lejos que nadie.

  (私はほかの誰よりも遠くに住んでいます。)

 

  Nosotros trabajamos ahora más que nunca.

  (今、私たちはかつてないほど働いています。)

 

 

まとめ

 スペイン語の比較級や最上級は基本的にmásを使用することで作ることができます。

 

英語に比べると単語の変化も少なく単純だと思います。

 

いろいろな形容詞や副詞とともに文章を作る練習をしましょう。

 

 

 

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執筆者:Rika  (Instagram)

監修:りゅうや(Instagram)

 

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