今回の記事ではスペイン語での数の表し方のうち、「序数詞」について紹介します。
序数詞は、1番目、2番目などの順序を表すものです。
純粋に数を表す基数詞については別記事で説明していますので、そちらをご参照ください。
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スペイン語の数字の表し方!0から1兆まで
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序数詞の形
1番目~10番目までの序数詞の形を見ていきましょう。
スペイン語では、11番目以降は順序を表す場合でも、基数詞(普通の数字)を用いて表現することがほとんどです。
ですので、とりあえず10番目までの表現の仕方を覚えておくといいでしょう。
序数詞の使い方
具体的な使い方を見ていく前に、まず、いくつか基本的なルールを確認しましょう。
①基本的に序数詞は形容詞であり、修飾する名詞と性数一致しつつ、名詞の前に置かれることが多い。
(女性形にするときは、語尾の「-o」を「-a」に変化させ、複数形にするときは、語尾に「-s」をつけます。)
②基本的に定冠詞か所有形容詞とともに使用する。
③「1番目」と「3番目」のprimeroとterceroは男性単数名詞の前で語尾の「-o」が脱落し、それぞれprimer、tercerとなる。
冒頭でも触れたとおり、序数詞は順序を表す場合に使用することができます。
例)la primera clase
(最初の授業)
mi segundo hijo
(私の二番目の息子)
el primer ministro
(首相)
el cuarto día de huelga
(ストライキの4日目)
la segunda guerra mundial
(第二次世界大戦)
Hoy empieza la tercera temporada de esta telenovela.
(今日、このドラマの第三シーズンが始まります。)
Los tres primeros vagones del tren son exclusivos para mujeres.
(電車の先頭の3車両は女性専用です。)
Ella es la primera de su clase en matemáticas.
(彼女は数学に関してクラスで一番です。)
※この場合、序数詞primero/primeraは名詞として使用され、第一の人という意味で使用されています。
次に、基数詞を用いた11番目以降の表し方を見てみましょう。
序数詞の場合は、定冠詞(あるいは所有形容詞)と名詞の間(修飾する名詞の前)に置くことが多いと書きましたが、基数詞を使用する場合は名詞の後ろに置くことが多いです。
例)el siglo 20 (veinte)
(21世紀)
la lección 15 (quince)
(第15課)
階数の表し方
建物の階数を表すときは、序数詞を使います。
階数の言い方で注意すべきなのは、国によって、日本とは異なる階の数え方をする場合があるということです。
具体的には、以下の表のように、「地上階」という考え方を使用することにより、日本の数え方と1階分ずれてしまいます。
エレベーターでは、「地上階」はPB(planta baja)と表示されている国もあります。
数字を使った場合の表し方
数字を用いて序数を表す場合は、1º (primero)や1ª (primera)というように、数字に男性形の場合は「º」、女性形の場合は「ª」をつけます。
まとめ
序数詞自体は1番目から10番目までの10通りの単語を覚えるだけでまずは大丈夫ですので、今回の記事で使い方の規則と一緒に覚えてしまいましょう。
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執筆者:Rika (Instagram)
監修:りゅうや(Instagram)