スペイン語の3つある規則動詞のうち、3つ目の活用「直説法現在形の-ir動詞の活用」を見ていきましょう!
-ir動詞は、前回の記事で見た-er動詞の活用とかなり変化の仕方が似ていますので、すぐに覚えられると思います。
規則動詞の活用は一つ目の-ar動詞とあわせて、3種類すべての活用を覚えることになりますが、気合いを入れて覚えてしまいましょう!
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規則動詞-irの(直説法)現在形の活用
これまでも説明している通り、動詞の語尾でその動詞の活用のタイプを見分けることができます。
今回説明するのは、語尾が-irの動詞の活用です。
例にもれず、この活用のグループも人称とその単数と複数の組み合わせの6種類に活用します。
スペイン語の規則動詞である-ir動詞の直説法現在形の6種類の活用を表すと、次の表のようになります。
-ar動詞および-ir動詞の記事でも説明しましたが、スペイン語の動詞は語尾を活用させます。
語尾の活用とは、動詞の語尾の-irの部分を、その動詞の主語となる語に対応して上記の表のとおりの形に変化させることです。
なお、変化する語尾の部分を活用語尾と呼びます。
-ir動詞の活用は-er動詞の活用とかなり似ていることがわかると思います。
異なる部分は1人称複数(nosotros)と2人称複数(vosotros)の部分だけです。
※「直説法現在形-er動詞の活用」についての記事はこちらをご覧ください。
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スペイン語の動詞の活用【規則動詞-er現在形】
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それでは、例にならって実際に-ir動詞を活用させてみましょう!
今回は、代表的な-ir動詞であるescribir(書く、手紙を書く)を取り上げ、いつものように主格人称代名詞と一緒に活用させてみます。
Yo escribo.
(私は手紙を書く。)
Tú escribes.
(君は手紙を書く。)
Él escribe.
(彼は手紙を書く。)
Nosotros escribimos.
(私たちは手紙を書く。)
Vosotros escribís.
(君たちは手紙を書く。)
Ellos escriben.
(彼らは手紙を書く。)
※主格人称代名詞の記事をまだ見てない方はこちらをご覧ください。
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注意すべきポイント
-ir動詞についても、2人称複数の活用でアクセント記号のついた文字がでてくることが注意すべきポイントとして挙げられます。
例)Vosotros escribís.
(君たちは手紙を書く。)
覚え方のポイント
覚え方のおすすめは、上の活用の例でも実際にしているように、主格人称代名詞とセットにして、また、口に出してリズムに乗せて発音しながら練習することです。
そうすれば、発音やアクセントの練習にもなりますし、学習初期に非常に重要な主格人称代名詞もあわせて覚えることができます。
発音やアクセント、主格人称代名詞については、別記事で詳しく説明していますので、ぜひそちらもご覧ください。
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まとめ
これまでの3回で、スペイン語の動詞の3つの規則活用を紹介してきました。
現在形だけで、それぞれの規則活用に6つの活用形があり、3種類で合計18の活用形を動詞の活用を覚えなければならないことになり、面食らってしまうかもしれません。
でも、活用をマスターすることはスペイン語の習得に必須です!
今後紹介する不規則活用も規則活用を元に考えられるので、規則活用をしっかり頭に入れておけば、少ない労力で覚えることができます。
活用はスペイン語学習初期の大きな壁で、これを乗り越えられるかがその後のスペイン語習得に重要ですので、気合をいれて覚えましょう!
直説法現在形の-ar動詞、-er動詞の活用については以下の記事をご覧ください。
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監修:りゅうや(Instagram)