けん玉とニカラグアの洗車事情
はやく言えば洗車場に行ったんです。
日々雨でぬかるんだ道を突き進んだり、
砂ぼこりが舞う街を文句も言わずに走っている愛車がかわいそうになったので、
仕事の昼休みを使って洗車場に行ってきたんです。
首都のマナグアには、洗車場が数えきれないくらい存在しますが、
日本のガソリンスタンドの隅にあるような洗車機はもちろんないので、
洗車場では若いお兄さんだったり、お姉さんだったり、おじさんだったりが一生懸命タオルとスポンジで洗車をしてくれます。
高圧ホースを持っている洗車場は多いですが、
「それ高圧?汚れおちんの?」
と思わず言いたくなるホースを使用しているところも多いので注意が必要です。
僕が今回行ったのは、カサイタリアという洗車場。
お昼休みにいったせいか混雑していて、3つ洗車スペースがあるのですが、
僕の車が洗車スペースに入って洗われ始めるまでに到着から1時間もかかりました。
けっこう人気みたいです。
働いている人の数が関係しているのか、
はたまた洗車能力が関係しているのかはわかりませんが、
2人がかりで洗っている洗車スペースと1人で洗っているところがあり、
2人がかりのところは1台20分弱(車の種類にもよりますが)のところ、
1人のところは35分~40分かかっていて、僕は運よく2人のところに入れられたのですが、
1人のところに車を入れることになった人と、洗っているおじさんが少し気の毒でした。
ちなみに、そのおじさんは帽子の両サイドから強めのパーマの髪がもさっと出てるタイプです。
ここは、洗車場の敷地内にパン屋さんがあり、
待ち時間はそこのパンを片手におじさんたちに洗車されている愛車を見ることができます。
パン屋さんと言っても室内ではなく、屋根のみかろうじてある売店のようなものなので、
日中で30度を超える炎天下の中、その脇のかろうじて屋根のあるイートイン(インなのか?)でパンを食べながら待つのはなかなかハードなものでした。
食べたのは、ピザを丸めたみたいなパンとチョコクロワッサンで、
両方おいしかったですが、特にチョコクロワッサンは暑さで中のチョコが溶けに溶けていて、それがさらにおいしく感じました。
パンを食べ終わっても、まだ洗車は始まってすらいなかったので、時間潰し用に持ってきたけん玉で遊ぶことにしました。(大皿すら確実には乗っけられないレベル)
けん玉で遊んでいるとパン屋のお姉さんが近づいてきて、自信ありげに
「ちょっと貸して、私うまいから」
と言ってきたので、本当にお前ができるのかよと疑いながら貸してみると、
案の定、奇跡でも皿に乗ることはないだろうという実力でした。いったいあの自信はどこから来たのか。
その後もけん玉で時間をつぶし、洗車が終わるのをひたすら待ちました。
午後の仕事に間に合うかという焦りと、けん玉のせいで僕の汗は止まりません。
ようやく終わって車を見ると、一見すごくきれいになったのですが、
よーく見ると水あかや頑張れば落ちそうな汚れが。。。これがここのクオリティなんですかね。
言えばもっとやってくれそうですが、時間がギリギリということもあって今回は支払いをして帰ることに。
料金は車内清掃も含めて100コルドバ(今のレートでだいたい360円くらい)。
安いですね。
マナグアでの洗車は、安いところだと20コルドバ(70円ちょい)、
高いところでも200コルドバ(720円くらい)でできるらしいので、
このくらいの値段設定ならいろんなところを試してみたいなと。
これ続けたらけん玉うまくなりそーですしね。
まぁその時の愛車への同情レベルで洗車場のレベルも決めていこうと思います。