ペルーのアマゾン地域でハンモック船旅をしてきました!
アマゾン川につながる”ウカヤリ川”を北上する5泊6日の船旅です。
この旅は結構な体調不良で壮絶なものだったんですが、
今回はその話を省いてハンモック船の中の様子などについてメインで書きます。
壮絶な船旅の様子はこちらの記事で。
内容が下品ですが、他人事だと思えば笑えるはずです。
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プカルパ→イキトスのハンモック船旅
出発地はアマゾンの玄関口”プカルパ”、
そして目的地は、陸路では行くことのできない陸の孤島”イキトス”。
部族アースで有名になったナスDが移動したルートと全く同じです。
この船は元々、貨物を川沿いの村々や、陸路で行くことが不可能なイキトスに運ぶための貨物船。
それに便乗して、現地人が村から村へ移動するようになったらしいです。
ハンモック船の種類
ヘンリー号(ナスDが乗ってたやつ)
エドゥアルド号(ショボい)
オディン号(高速船)
ヘンリー号に決定!
こんな風に貨物をロープ一本で運んでるツワモノ達がいます。
船内はこんな感じ!
船の中はこんな感じ!
ハンモックを引っ掛けるフックがそこら中についていて、
好きなとこに早い者順でハンモックをかけて場所取りをします。
トイレは寝ている階に5つ!(一番手前のドアは従業員用)
でも男子は2つです。この上の階にもあります。
トイレはこんな感じです。
上にシャワーヘッドがついていて、シャワーもここで浴びます。
シャワーも洗面台もそうですが、
水は全て川から吸い上げたものなので色が濁っています。
旅人の中にはこれが嫌で、シャワーを一度も浴びずに船旅を終えた人たちもいるそうです。
僕は高熱で汗ビッチョリだったので、がっつり浴びてました。
ただ、歯磨きは嫌だったので飲料水を使ってました。
一階には貨物の他に、船旅で食べる食材が置いてあります。
ニワトリも大量にいて、ご飯の時は締めて茹でて毛をむしって調理してました。
みんなトイレとか洗面所で洗濯をして、船の至る所に干してます。
アマゾンは日光が強く暑いので、日中に干せば一瞬で乾きます。
魚も干してありました。
干物にして食べるんですね。
寝る時はこんな感じ。
斜めに寝るとハンモックの角度がなくなって、腰をほとんど曲げずに眠れます。
でもお金に余裕があれば、やっぱりもっと大きいサイズのハンモックの方がいいです。寝やすさが全然違います。
この時は隣がいなかったですが、いるときはめちゃめちゃ近かったです。
添い寝してるんじゃないかと思うくらい。
一緒に旅してる2人は、床にダンボールを敷いてその上に寝袋を敷いて寝てました。
見えるかな。
ハンモック船なのに彼らは一夜もハンモックで過ごしていません。まぁ最悪こんなことも可能です。
オネエコックの作る絶品ご飯
ナスDがいじりまくって有名になったヘンリー号のオネエコックですが、
ヘンリー号は16個くらい種類があり、船によってコックが違います。
コックは全員オネエという事ですが、僕たちが乗った10号のコックはシャイなオネエで、写真も動画も恥ずかしがっていました。
見た目はガタイがよく、プロレスラー系でした。
ご飯は毎回ベルが鳴り、受け取り口にみんな並んで、持って行ったタッパーに入れてもらいます。
違う時もありましたが、朝ごはんは基本的にこれ。
アロス・コン・レチェ(お米を牛乳で煮たやつ、砂糖とシナモンが入っていて甘い)にカリカリのパン。
お昼ご飯はいつも微妙に変わりますが、ほとんど同じ。
ご飯に鶏肉煮たやつ。これはパスタが乗ってます。
夜ご飯も微妙に変わりますが、こんな感じ。
アマゾン風雑炊。ハーブが効いてます。
見た目はどれもよくないですが、ほぼハズレなしでうまいんです!
オネエコックおそるべし。
ご飯は時間帯が決まっているので、時間外でお腹が減った人とかは、
船の後方部でなんか作ってるおっちゃんがいるので、そこで買うことも可能です。
僕は、一度だけサルチパパス(ソーセージとポテトフライ)を買いました。
部族の少女にガチ恋心?
船は、目的地のイキトスに到着するまでにいくつかの村に寄って、
貨物や乗客を下ろしたり、新しい乗客を乗せたりします。
その度に売り子さんたちがドバッと入ってきて、色々売りにきてくれます。
体調がちょっとよくなった後半は爆買いしてしまいました。3つずつだけど。
旅も終盤になったとき、ある村で美少女が乗ってきました。
スーパー逆光ですが。
この子はシピボ族という部族の11歳の女の子。
船旅のほとんどを食中毒と高熱との戦いで過ごしていた僕に、希望の光が差し伸べられました。
いや、ロリコンとかじゃないですよ。
この旅でも散々子供達と遊んできましたが、そんな目で見たことはないです(念の為)。
ただこの子はめちゃめちゃませてて、男の扱いを知ってた!
ちょっかいの出し方とか、目線の向け方とか、色気出してくるし、普通に可愛いし、やられそうになりました。
生きてるニワトリの首持って抱えながら乗船してきたとこもローカル感があってよかったです。
途中からは、ちっちゃくて暴れまわってる子を2人で子守りして、夫婦感を味わってました(やばいやつじゃないですよ)。
彼女が住んでる村には、一箇所だけインターネットが届く場所があり、毎日2時間だけネットが使えるようになることや、船から見える木の名前、鳥たちの種類や習性などを説明してくれました。
部族の人たちは、子供でも知識量がすごかったです。
そんな彼女もイキトス手前の村で下り、お別れ。
イキトスに到着
そのあとすぐに最終目的地、イキトスに到着しました。
船に乗る前は3泊4日と言われていましたが、結果5泊6日の旅でした。
旅の9割は悲惨な闘病でしたが、いろんな経験をして無事に到着。
ニワトリ抱えている人たちとか、でっかいカメ持ってきてる人とか、よくわからん魚持ってる人とか、いろんな人がいておもしろかったです。
全部フィエスタ(パーティ)のご飯用だそうです。
「体調良ければ絶対もっと楽しめたのに」と思うと悔しいですが、これはこれでいい経験できたので良しとします。
下品な闘病話もぜひ。
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