スペイン語初級文法

スペイン語の直説法未来形

 

 この記事では、スペイン語の「直説法未来の活用と用法」ついて紹介していきます。

活用の種類も点過去のように多くなく、用法も簡単なものが多いです。

 

では、さっそく見ていきましょう。

 

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未来の活用形(規則変化)

 未来の活用語尾は、ar/er/ir動詞全てにおいて同じです。

 

また未来形においては、動詞の語末であるar/ir/erを取って考えるのではなく、不定詞のあとにそのまま活用語尾を置くだけで活用形が完成します。

 

規則変化動詞の活用は以下の通りです。

 

直説法未来活用形

直説法未来活用形

 

具体例として、それぞれの動詞を活用してみましょう。

 

Desayunar(朝食をとる)

Yo desayunaré.

(私は朝食をとるでしょう。)

 

Tú desayunarás.

(君は朝食をとるでしょう。)

 

Él desayuna.

(彼は朝食をとるでしょう。)

 

Nosotros desayunaremos.

(私たちは朝食をとるでしょう。)

 

Vosotros desayunaréis.

(君たちは朝食をとるでしょう。)

 

Ellos desayunarán.

(彼らは朝食をとるでしょう。)

 

Comer(昼食をとる)

Yo comeré.

(私は昼食をとるでしょう。)

 

Tú comerás.

(君は昼食をとるでしょう。)

 

Él comerá.

(彼は昼食をとるでしょう。)

 

Nosotros comeremos.

(私たちは昼食をとるでしょう。)

 

Vosotros comeréis.

(君たちは昼食をとるでしょう。)

 

Ellos comerán.

(彼らは昼食をとるでしょう。)

 

Escribir(書く、手紙を書く)

Yo escribiré.

(私は手紙を書くでしょう。)

 

Tú escribirás.

(君は手紙を書くでしょう。)

 

Él escribirá.

(彼は手紙を書くでしょう。)

 

Nosotros escribiremos.

(私たちは手紙を書くでしょう。)

 

Vosotros escribiréis.

(君たちは手紙を書くでしょう。)

 

Ellos escribirán.

(彼らは手紙を書くでしょう。)

 

未来の活用形(不規則変化)

 現在形や点過去に比べて、未来形の不規則変化動詞は少ないので、この記事で紹介していきます。

 

不定詞の最後の母音が落ちる

例)saber((情報や知識を))知っている)

 :最後のeを脱落させ、sabr-とし、活用語尾については規則変化動詞と同様の活用をします。

 

saber 直説法未来活用形

saber 直説法未来活用形

 

その他の同類の動詞は、以下の通りです。

 

 

不定詞の最後の母音をdに変化させる

例)venir(来る)

 :最後のiをdに変化させ、vendr-とし、活用語尾については規則変化動詞と同様の活用をします。

 

venir 直説法未来活用形

venir 直説法未来活用形

 

その他の同類の動詞は、以下の通りです。

 

 

その他

 動詞hacer(する)とdecir(言う)については特別な変化をします。

 

hacer 直説法未来活用形

hacer 直説法未来活用形

decir 直説法未来活用形

decir 直説法未来活用形

 

 

用法

未来の行為や状態

 未来の行為や状態についての意志や意図を表したり、推測したりする場合を表します。

 

例)Viajaré por Sudamérica este año.

 (今年には南米を旅行するつもりです。)

 

  Terminaremos la tarea de la clase hasta que atardezca.

 (日が暮れるまでに授業の宿題を終わらせるつもりです。)

 

  Hoy el profesor dirá la vedad a tu madre.

 (今日、先生は君のお母さんに本当のことをいうでしょう。)

 

現在の行為や状態

 現在時に用いることで、推測や命令の意味にすることもできます。

 

ただし、推測で使う場合は不確定な要素を、命令は将来に実現を強く望むような要素を含みます。

 

例)Ella estará emocionada.

 (彼女は感動しているでしょう。)

 

  ¿Qué será esta cosa?

 (これは何でしょうか?)

 

  Descansarás bien en la cama para que te mejores.

 (体調を良くするためにベッドでよく休むんだよ。)

 

補足

 「ir(動詞)+ a +不定詞」でも、未来を表すことができますが、これは主に口語(会話)でよく使われます。

 

例)Mañana voy a caminar para la salud.

 (私は、健康のために歩きます。)

 

  Pasado mañana van a venir a mi casa para hacer la fiesta.

 (明後日、彼らはパーティーをするための私の家に来ます。)

 

まとめ

 未来形は、動詞の活用も用法も分かりやすいので、覚えるのにあまり時間がかからないと思います。

 

また、補足に紹介した用法も会話ではよく使われるので、活用していくといいでしょう。 

 

 

 

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執筆者:Rika  (Instagram)

監修:りゅうや(Instagram)

 

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