ふざけすぎた男旅最終日。エルカスティージョ
セマナサンタ男旅3日目は、
サンフアン川の中間にあるまち、エルカスティージョへ。
エルカスティージョは、スペインが英国軍やカリブの海賊たちからの防衛のためにつくった要塞が有名なまちです。
ソレンティナメのマンカロン島にいた僕たちは島を出発し、
旅の中継地点のサンカルロスに戻って船を予約し、出港待ち。
エルカスティージョは、今回の旅の計画にはなく思いつきだったので、
日帰りで行くつもりでしたが、帰りの船がなかったため1泊することにしました。
サンカルロスからボートで1時間半の急行と、3時間の鈍行があるのですが、
僕たちはタイミング的に鈍行しかなかったので、3時間かけてゆっくり川下りをすることに。
途中いくつかの船着き場に寄り、乗客をおろしていましたが、
どこも「ひと住んでるの?」と聞きたくなるような場所でした。行ってみたくなりました。
隣の酔っ払いオヤジの落ち着きのないこと。
これは途中にあった集落の救急車ならぬ、救急ボートだそうです。
要塞が遠くに見えてきました。(左隅)
そして、到着。
覚悟をしてたからか、3時間の川下りもそこまで長くは感じませんでした。
だいぶ寝たけど。
エルカスティージョは雰囲気のいいスポットがたくさん。
ボートから一緒だったかわいい子供たち。
スペイン人の母親とエルカスティージョ人(ニカ人)のハーフらしい。
のぼると本来見えないものが見えそうな階段。
要塞にも行ってみました。
写真をお願いした後、何をしていいかわからなくなり、迷いに迷ってした謎のポーズ。
撮ってくれた女性はクスリともしませんでした。
ここから狙い撃ちしてたのかなぁ。
要塞を堪能し、まちをブラブラしていたら可愛い美容室を発見。
誰も髪を切りたい人がおらず、しょうがないので、
3人でじゃんけんをして、負けた人が美容師おまかせで散髪することに。
そして負けたのが、8ヶ月頑張って髪を伸ばしていた彼。
イスは木製で、小学校にあるみたいなやつ。
床も木製ですが、スカスカで下に川が流れてるのが丸見え。
かなり嫌がっていましたが、負けは負けです。
ガンガン切られていきます。
完全おまかせなので、美容師を止めることは禁止です。
子どもも珍しそうに見つめています。
そして終了。
ビフォー
アフター
かなりスッキリ。
顔が見えるようになりました。
本人は8ヶ月伸ばした髪の毛が一瞬で消え、だいぶ落ち込んでたけど。
日が暮れてくると、幸せの黄色いハンカチ的な写真を撮ることができます。
そのあと、月を撮るのに最適なモードに切り替えたカメラで、
島から見た月を撮ってみると、今まで見たことない月が撮れました。
こんなに見ていて力が抜ける月は初めてです。写真は難しい。
最後は島にある唯一のディスコへ。
お客さんはみんなご近所さんで知り合い同士らしいですが、かなりの人数が来ていました。
途中、組体操や日本伝統舞踊を音楽に合わせてしてみると、
僕たちの周りに自然とスペースができ、イかれたアジア人をみんなが動画に収めていました。
恐らく僕らの動画がSNSでまわり、島のコミュニティで時の人となっていることでしょう。
翌朝は5時発の急行サンカルロス行きのボートに乗り、
サンカルロスからまた車で5時間かけて首都のマナグアまで。
セマナサンタ男旅おわり。