大好きなニカラグアが大変なことに!!

ニカラグアが大変なことになっています!

急激な情勢悪化!

22日(日)朝の時点で、死者は30人以上。(LA PRENSA)

流れと現状はこんな感じです!

社会保険庁が社会保障制度改定法案(増税、年金受給額の減額等)を出す。

4月18日(水)に政府(サンディニスタ政権)はそれを独断で承認し、公布。
(憲法上は、政府・民間企業・労働者代表の三者間協議で合意された上で公布)

社会保障制度の改定内容、そして、憲法違反をした政府に対して反発した市民が、プラカード等を持ち、暴力のない抗議活動を行う。

政府はこのデモを鎮圧するため、暴力を駆使してデモを鎮圧する政府支持の団体、

”Juventud Sandinista”(サンディニスタの白いTシャツを着ている若者たち)

”Motorizados”(バイク集団、バイクをおりてもヘルメットを被って集団行動をする)

を送り込む。(これまでもデモが起こるたびに行ってきた対処)

この時、政府側についている警察は、”Juventud Sandinista”と”Motorizados”を守る存在。
(暴力を振るった”Juventud Sandinista”と”Motorizados”に対し、市民がやり返そうとした場合、警察が市民を抑え込む)

平和的な抗議活動をしていたにも関わらず、デモ鎮圧といって市民に暴力を振るう政府に対し、市民は強く反発する。

19日(木)
市民の強い反発に対し、警察は催涙弾、ゴム弾を使用して鎮圧にかかる。

政府は、”Juventud Sandinista”、”Motorizados”及び警察の暴力・発砲シーンを撮影して放送していた、反政府系テレビ局の電波を遮断する。

20日(金)
市民は、警察の武器使用や報道の自由を奪った政府に対して強く反発すると同時に、
これまで溜めてきた、現在のオルテガ政権の独裁に対する我慢も爆発し、みんなで政府に立ち向かうと一致団結する。

警察は実弾、散弾銃を使用し始める。

副大統領であり、大統領夫人でもあるムリージョ氏(オルテガ政権の実権は彼女が持つ)はテレビを通して、
政府の鎮圧行動は正当防衛であると主張し、また、デモ隊のことを”Vanpiros que reclaman sangre”(血を求める吸血鬼だ)と非難する。

全国各地で、市民が政府関連の建造物や看板などの破壊行動を起こす。

全国各地で、警察を含む政府側による、市民の連れ去り、監禁、拷問等が行われる。

なかには、デモ運動をしておらず、ただ通っているジムに向かっている途中で、警察の機動隊に力づくで連れ去られ、警察支部で服を脱がされた女子大生もいる。(上の写真の女性ではない)

デモ隊を支援する市民が、スーパーなどで食料や水を入手して、各拠点に配布。

警察は、食料や水を配布している拠点、また、拠点に運んでいる車両から食料や水を強奪する。

警察は、小売店などにも無許可で押し入り、商品を接収。

21日(土)午後
騒動後、一切メディアに出てこなかったオルテガ大統領がテレビで演説。(通常どおりめちゃめちゃ長い)

「私たちには対話が必要だ、社会保障制度改革に関して民間企業団体と対話をして交渉する」と発表したが、

これだけ武力を駆使して市民を傷つけた政府が今更「対話?」と、市民の怒りを買うことに。

そのほかにも、「デモ隊は反社会勢力に操られて暴徒化している」などと発言し、市民の反感を買う。

政府がデモ隊を鎮圧するために軍を導入。

今日22日(日)
市民は警察に盗られる前に!と小売店などから商品を奪い、
これに便乗して、家電洋品店、家具屋、靴屋、化粧品店などからの商品の略奪や、ATMから現金を奪う市民も現れる。

しかし!!!

これは、「オルテガ政権が市民を大混乱に陥らせるため、また、市民を悪者にするために企てたものである」と政府側の証言があったと報道(真相不明)。

”Juventud Sandinista”を利用して、サンディニスタ白Tシャツを着せずに私服で商店からものを略奪するよう指示し、それを見た市民は便乗して略奪に走るというもの。

←いまここ!!

できるだけ時系列に並べたつもりですが、ずれているところもあるかもしれません。

今回の件で、ニカラグアではSNSなどを通してデマ情報も多く流れ、混乱を招いていますが、
ここに書いたのは、気持ちが入っているものもありますが、起こったこと自体はダイレクトに書いたつもりです。

日本でされている報道を見ると、「社会保障制度改革に対するデモが過激化」などとなっています。

確かに騒動の発端はそこですが、この改革自体は将来を見据えれば必要になってくるものとも思えますし、本当の国民の気持ちは、

・憲法を無視して三者間協議を行わず、国民への説明もなく強制的な公布をした政府、

・平和的な抗議活動に対する政府の暴力的な鎮圧行動、

・この「鎮圧」という名前を被った、政府側による市民への行き過ぎた暴力、市民の誘拐、監禁、殺害、あらゆるものの窃盗、

・このようなことがこれまでも普通に行われきたオルテガ政権による独裁、

に対する反発が大きいと思います。

まるで「社会制度改革に対して市民がデモを始め、気づくと暴徒化し、政府は警察の機動隊や軍を導入して、必死で市民のデモ鎮圧を試みています」

みたいにとれる報道ばかりで、んん?ってなってます。

市民が過激化したのは、警察を含めた政府側の武器を駆使した暴力に対抗するためであって、

もちろん例外はいたかもしれないけど、市民がしていたのは暴力のない平和的な抗議活動に過ぎないんです。

まぁまず武器持ってないですし。