今回は、以前紹介した「不定語と否定語」について、さらに知っておくと便利な対応関係を持つ「不定語と否定語」について、紹介していきたいと思います。
代名詞や形容詞だけでなく、副詞や接続詞にも不定語と否定語が存在します。
不定語と否定語についての解説は、以下の記事を参考にしてください。
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スペイン語の不定語と否定語1
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セットで覚えたい不定語と否定語
以下は、非常によく使われるので、組み合わせで覚えると便利だと思います。
それぞれの用法
前回紹介した否定語のポイントをもう一度おさらいしましょう。
・否定語が動詞より前にくると、「no」は不要
・否定語が動詞より後にくると、動詞の前に「no」が必要
では、それぞれのペアを例文とともに見ていきましょう。
siempre, alguna vez「いつも」「ときどき」
例)Siempre me da sueño.
(私はいつも眠たいです。)
Hablamos por teléfono alguna vez.
(私たちはときどき電話で話します。)
nunca, jamás「決して~ない。」
スペイン語を習い始めの方は、nuncaの方を覚えておくとよいでしょう。
jamásは、より意味が強調されるイメージがあります。
また、さらに強調するために「nunca jamás」とくっつけて使うことも多いです。
例)No ha ido fuera del país nunca.
(彼は、国外に一度も出たことがありません。)
※ポイントで説明したように、この「nunca」を動詞の前に持ってくると、
以下のように「No」が不要となります。
Nunca ha ido fuera del país.
(彼は、国外に一度も出たことがありません。)
Nunca jamás te diré la verdad.
(私は絶対に君に本当のことを言いません。)
también「~もまた」
例)Yo también pienso así.
(私もそのように考えます。)
tampoco「~もまた~ない。」
例)Yo tampoco pienso así.
(私もそのように考えません。)
Si ellos no van a ir al cine, yo tampoco voy a ir.
(彼らが映画に行かないなら、私も行きません。)
y「そして」
例)Ryuya y Seru viajaron juntos.
(りゅうやとせるは一緒に旅行しました。)
ni「~も~ない。」
例)Hoy nosotros no comemos ni cenamos.
(今日私たちは、昼食もとらなかったし、夕飯もとりませんでした。)
※最初の動詞の前のnoをniにすることで、強調することもできます。
Hoy nosotros ni comemos ni cenamos.
(今日私たちは、昼食もとらなかったし、夕飯もとりませんでした。)
casi「ほとんど」
例)Casi todos lloraron por esa película.
(ほぼ全員がその映画で泣きました。)
apenas「ほとんど~ない。」
例)Mi hermano apenas come frutas.
(私の弟はほとんどフルーツを食べません。)
まとめ
今回紹介した対応関係を持つ不定語と否定語は、日本語に訳しにくいので例文をたくさんみて、理解するのが早いと思います。
また、それぞれさらに別の意味を表すこともあるので、注意してください。
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執筆者:Rika (Instagram)
監修:りゅうや(Instagram)