今回は、「スペイン語の副詞」について紹介します。
副詞はスペイン語で"adverbio"と言います。
たとえば、次のような文章が副詞を用いた例として挙げられます。
例)El ministro habla rápidamente.
(その大臣は早く話します。)
この文の"rápidamente"が副詞です。
副詞を使いこなせると、情報量の多い文章を書いたり話したりすることができるようになります。
ぜひ習得するようにしましょう!
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スペイン語の副詞
副詞は、性数の変化がなく、動詞や形容詞、他の副詞、文全体などを修飾する言葉です。
スペイン語の副詞は、形態から、大きく語尾-menteで終わるものとそれ以外のものに分けることができます。
それぞれ以下で見ていきましょう。
-mente副詞
-mente副詞の多くは、形容詞を元にして作ることができます。
女性単数形に接尾辞-menteをつける
男女の区別のある形容詞の場合、女性単数形(-aで終わる形)に接尾辞-menteをつけることで、副詞を作ることができます。
例)antiguo(昔の) ➡ antiguamente(昔は)
afortunado(幸運な) ➡ afortunadamente(幸運なことに)
lento(遅い) ➡ lentamente(遅く)
例文)Últimamente se ha reducido la pobreza en esta región.
(最近、この地域では貧困が減少してきています。)
男女の区別のない形容詞の場合、単数形に接尾辞-menteをつける
男女の区別のない形容詞(辞書に載っている形が-oで終わらないもの)の場合は、単数形に接尾辞-menteをつけることで、副詞を作ることができます。
例)literal(文字通りの) ➡ literalmente(文字通りに)
general(一般的な) ➡ generalmente(一般的に、普通は)
real(本当の) ➡ realmente(本当に)
例文)Estoy totalmente de acuerdo con usted sobre este tema.
(このテーマに関して、私はあなたと完全に同意見です。)
-mente副詞は、元々の形容詞のアクセント(第一アクセント)と-menteの部分のアクセント(第二アクセント)の二つがあり、第一アクセントの方が強いとされています。
そのため、-menteの部分のみにアクセントを置いた読み方をするのは好ましくないと言われていますので、注意しましょう。
また、元々の形容詞についているアクセント記号は維持されます。
例)fácil(簡単な) ➡ fácilmente
また、-mente副詞を二つ以上並べる場合は、最後以外は-menteを省略することができます。
例)Bailan alegre y felizmente.
(彼らは、楽しく、また、幸せそうに踊ります。)
-mente副詞には形容詞が深く関係しています。形容詞については、以下の記事を参照してください。
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これで完璧!スペイン語の形容詞
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-mente以外の副詞
-mente以外の副詞もあります。
元々が副詞の語や形容詞男性単数形が副詞としての用法を持つものなどです。
例)aquí(ここに)
ahora(今)
siempre(いつも)
claro(はっきりと)
mucho(大いに)
bien(よく)
例文)Este profesor habla alto.
(この先生は大声で話します。)
Mi familia se levanta temprano.
(私の家族は早く起きます。)
まとめ
今回、スペイン語の副詞を紹介しました。
特に-mente副詞は形容詞と密接に関係していますので、あわせて復習するようにしてください。
副詞を用いると、詳しく状況を描写したり、より情報量の多い文章を書いたりすることができます。
よく使われる表現から、使用できる場面を覚えて、練習するといいと思います!
形容詞については、以下の記事を参照してください。
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