今回は、丁寧に許可を求めたり、依頼したりするときに使用できる「スペイン語の婉曲表現」について紹介します。
このような婉曲表現を含んだ文として次のようなものを挙げることができます。
例)¿Le importaría prestarme este libro?
(私にこの本を貸していただけませんか。)
この記事では、上記の例のように丁寧に許可を求めたり、依頼したりする表現を紹介します。
過去未来を利用する表現も多いので、以下の記事も参照してください。
こちらもCHECK
-
-
スペイン語の直説法過去未来
続きを見る
動詞poderを用いた表現
動詞poderを用いて、「~していいですか」という意味を表すことができます。
直説法現在を用いる場合と過去未来を用いる場合がありますが、過去未来を使用する方が丁寧とされています。
自分を主語にして、自分の行為に対する許可を求めたり、相手を主語にして、相手に対する依頼を表現したりします。
例)¿Puedo entrar?
(入ってもいいですか。)
¿Puede cerrar la ventana?
(窓を閉めていただけませんか。)
¿Podría ver una muestra de este producto?
(この商品のサンプルを見てもいいでしょうか。)
¿Podría explicarme más detalladamente?
(もっと詳細に説明していただけますか。)
動詞molestarを用いた表現
動詞molestarは「迷惑である」、「不快である」という意味があるため、これを用いて「~すると迷惑ですか」、「~してかまいませんか」というふうに、依頼したり、許可を求めたりするために使用することができます。
後ろに不定詞かque+接続法をつなげます。
この表現も過去未来に活用させることでより丁寧になるとされています。
返答は、許諾する場合は"no"、断る場合は"sí"となります。
例)¿Te molesta tutear?
(túを使って話していいですか。)
¿Le molestaría hablar un poco más bajo?
(もう少し小さな声で話していただけませんか。)
¿No le molesta que fume?
(たばこを吸ってもかまいませんか。)
No, no me importa.
(かまいません。)
動詞importarを用いた表現
動詞importarは「重要である」という意味ですが、同時に「気に障る」、「迷惑である」という意味も持っています。
この意味を用いて、動詞molestarと同様、「~すると迷惑ですか」、「~してかまいませんか」というふうに、依頼したり、許可を求めたりするために使用することができます。
同様に、後ろに不定詞かque+接続法をつなげ、過去未来に活用させることでより丁寧になるとされています。
この表現も同様に、基本的に返答は、許諾する場合は"no"、断る場合は"sí"となります。
例)¿Te importa hacerte varias preguntas?
(いくつか質問してもいいですか。)
¿Le importaría dejarle un recado a la directora?
(課長に伝言を残していただけますか。)
¿Le importaría que le pidiera un favor?
(一つお願いしてもかまわないでしょうか。)
No, No me importa.
(かまいません。)
まとめ
今回、スペイン語で丁寧にお願いしたり、許可を求めたりする表現を紹介しました。
初対面の人や店員さんに話すときなどにとても便利なので、今回紹介した表現が使えると思います!
今おすすめのスペイン語参考書
僕が読み漁ったスペイン語の参考書
執筆者:Rika (Instagram)
監修:りゅうや(Instagram)