今回は、「目的を表すスペイン語の表現」について紹介します。
以下でも触れますが、スペイン語で「目的」はobjetivoやpropósitoと言います。
目的という語を含んだ文として次のようなものを挙げることができます。
例）Este artículo tiene como objetivo presentar una teoría sobre el desarrollo económico.
（この論文は、経済発展に関する理論を紹介することを目的としている。）
この記事では、上記の例のように目的自身を表現する場合と、「～するために」と何らかの行為の目的を表す場合の２種類を紹介します。
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目的自身の表現
目的自身を表現するために、動詞の時制によって表す場合と「目的」という意味を表す名詞を使用する場合があります。
動詞の時制によって目的を表現する場合
直説法未来やそれと同様の働きをする"ir a＋不定詞"は、話し手の意図を表現することがあります。
例）Escribiré un correo al profesor.
（私は先生にメールを書くつもりです。）
Voy a alquilar este apartamento.
（私はこのアパートを借りるつもりです。）
「目的」を表す名詞を使用する場合
それぞれニュアンスに違いはありますが、以下の語は「目的」という意味を持っています。
これらの語を用いて目的を表現することができます。
「目的」を意味する名詞：fin、propósito、intención、objetivo、finalidad
例）Seru pronto conseguirá sus fines.
（せるはすぐに目的を達成するでしょう。）
Ryuya tiene intención de viajar a Santa Marta.
（りゅうやはサンタマルタを旅行するつもりです。）
¿Cuál es el propósito de este proyecto de ley?
（この法案の目的は何ですか。）
Ésta es la finalidad del diputado.
（これがその下院議員の目的です。）
別の行為の目的を表す場合
「～するために」という意味を表す場合です。
前置詞paraを用いるのが一般的です。
また、主動詞と従属動詞（「～するために」の「～する」を表す動詞）の主語が同じか異なるかで、＋不定詞として表現するか、＋que接続法とするかを使い分ける点がポイントです。
主に以下のような表現が挙げられます。
＋不定詞の表現：para、con el fin de、a fin de、con motivo de、con intención de、con el propósito deなど
＋接続法の表現：para que、con el fin de que、a fin de que、de modo que、de manera queなど
例）Seru fue al centro con el fin de realizar un trámite.
（せるは、ある手続きを行うために中心部へ行きました。）
Seru fue al centro con el fin de que le entregara un documento el abogado.
（せるは弁護士から書類を受け取るために中心部へ行きました。）
El profesor lo dijo con intención de relajar el ambiente.
（先生は雰囲気を和ませるためにそう言いました。）
Las universidades introdujeron este sistema de modo que se aumentara la movilidad de los estudiantes.
（大学は学生の流動性を高めるためにこの制度を導入しました。）
まとめ
今回、スペイン語で目的を表す表現を紹介しました。
前置詞paraが最も一般的ですが、それ以外の表し方も覚えて、表現の幅を広げるようにしましょう！
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執筆者：Rika (Instagram)
監修：りゅうや(Instagram)