スペイン語中級文法

【表現力アップ】スペイン語の分詞構文まとめ!

 

 今回は、スペイン語の「分詞構文」について紹介します。

 

訳出のためには、主節と分詞を含む節との意味上の関係を考える必要があるなど、やや複雑ですが、まずは、基本のパターンを理解しておくようにしましょう!

 

「現在分詞」や「過去分詞の形や基本的な用法」については、以下の記事を参照してください。

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分詞構文とは

 分詞構文は、主節とともに用いられ、現在分詞や過去分詞によって、時や条件、原因などを表します

 

言い換えると、時や条件、原因などを意味する接続詞から始まる従属節を、従属節内の動詞の現在分詞あるいは過去分詞を用いて表したものと言えます。

 

例)Caminando por la Carrera 7, me encontré con mi jefe.(時)

 (7番街を歩いていると、上司と出会いました。)

 

この文は、時を表す接続詞cuandoを用いた以下の文と同様の意味を表していると言えます。

 

  Cuando caminaba por la Carrera 7, me encontré con mi jefe.

 (7番街を歩いていると、上司と出会いました。)

 

 以下で、現在分詞と過去分詞の分詞構文の作り方と例文を見ていきましょう!

 

分詞構文の作り方

 分詞構文の作り方は以下のとおりです。

便宜上、接続詞を用いた文を分詞構文に書き換えるような流れで説明します。

 

(1)従属節の動詞を現在分詞あるいは過去分詞に変化させる

(2)主節と従属節の主語が一致している場合、従属節の主語を取り除く

(3)過去分詞の場合、後に続く名詞の性・数に語尾を一致させる

 

現在分詞構文の例

 以下で、現在分詞構文を用いた例文をいくつか見ていきましょう。

現在分詞構文は、主節の表す内容と同時に起こった事柄を表します

 

例)Leyendo el periódico, oí un disparo.

 (新聞を読んでいると、一発の銃声を聞きました。)

 

  Viviendo lejos, a veces él llegaba tarde a la clase.

 (遠くに住んでいたので、彼は時々、授業に遅れていました。)

 

  Yendo en tren, podemos llegar a tiempo.

 (電車で行けば、時間に間に合います。)

 

  Siendo viejo, tiene ganas de estudiar.

 (年老いているけれど、彼は向学心があります。)

 

 

過去分詞構文の例

 以下で、過去分詞構文を用いた例文をいくつか見ていきましょう。

過去分詞構文は、主節の表す内容に対して完了のニュアンスを含みます過去分詞の内容が主節の内容より過去を表します)。

また、上述のとおり、性数一致を忘れないようにしましょう。

 

例)Hecha la tarea, salió de paseo.

 (課題を終えて、彼は散歩に出かけました。)

 

  Acostumbrado a la vida urbana, no le gusta levantarse temprano.

 (都会の生活に慣れてしまったので、彼は早起きが好きではありません。)

 

  Bien mirado, este asunto tiene poca importancia.

 (よく考えてみれば、この件はほとんど重要ではありません。)

 

 

まとめ

 今回、現在分詞と過去分詞を用いた分詞構文について紹介しました。

まずは、読んだ時や言われた時に理解できるようになりましょう!

 

 

 

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執筆者:Rika  (Instagram)

監修:りゅうや(Instagram)

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