この記事では、スペイン語の「接続法現在の単文での用法」について紹介していきます。
接続法を単文で使用する場合としては、主に願望文と疑惑文、命令文が挙げられます。
接続法現在の活用のルールと接続法の名詞節と副詞節における用法については、以下の記事を参照してください。
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単文での接続法の使用
これまでの記事では、主節と従属節からなる文において、従属節において接続法が使用される基本的なパターンを従属節の種類によって紹介してきました。
今回の記事では、これまでのパターンとは少し異なり、単文で使用する場合(従属節内で使用する場合ではないもの)について、以下で具体的に確認していきましょう。
願望文における接続法
願望文では常に接続法が使用されます。
願望文を作るための表現には、次のようなものがあります。
願望文:ojalá、ojalá que、queなど
※これらの表現を使用する場合は、感嘆符(¡ !)をつける場合があります。
例)¡Ojalá haga buen tiempo mañana!
(明日、良い天気になりますように。)
¡Ojalá que apruebe el examen de DELE!
(DELEの試験に合格しますように。)
Que te mejores pronto.
(早くよくなりますように。)
Que tengas buen día.
(良い一日を過ごしますように。)
Que te vaya bien.
(うまくいきますように。)
疑惑文における接続法
疑惑文では、疑いの程度が低いときは直説法、疑いの程度が高いときは接続法が使用されます。
疑惑文を作るための表現には、次のようなものがあります。
いずれも、「たぶん」、「おそらく」といった意味を表します。
疑惑文:quizá、quizás、tal vez、probablemente、posiblementeなど
※これらの表現が動詞の後ろに置かれる場合は常に直説法を用います。
また、a lo mejorも同様の意味を表しますが、常に直説法とともに用います。
例)Quizá venga Seru hoy a tiempo.
(ひょっとしたら、せるは今日、時間通りにやってくるかもしれません。)
Probablemente Ryuya esté equivocado por completo.
(もしかしたら、りゅうやは完全に間違えているかもしれません。)
Está paseando tal vez por el casco antiguo.
(彼はたぶん旧市街を散歩しているのでしょう。)
A lo mejor lo saben ellos.
(たぶん彼らはそのことを知っているのでしょう。)
命令文での接続法
基本的な命令法については以下の記事を参照してください。
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Queを用いることで、第三者に対する間接命令を表すことができます。
例) Que pase el siguiente a la sala de consulta.
(次の方を診察室に通してください。)
Que no entre nadie a este edificio.
(誰もこの建物に入らないように。)
また、命令を反復する場合にも、que+接続法を使用します。
例)Siéntate, que te sientes.
(座って、だから、座ってよ。)
Quítate, que te quites.
(どこかに行って、だから、どこかに行ってよ。)
まとめ
今回、単文で接続法が使用されるパターンを紹介しました。
主節で接続法が使用されるパターンはそう多くはないので、覚えてしまうようにしましょう。
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執筆者:Rika (Instagram)
監修:りゅうや(Instagram)