この記事では、スペイン語の「接続法現在の活用」について紹介していきます。
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接続法とは
接続法現在の活用を紹介する前に、まず接続法自体について簡単に確認しましょう。
スペイン語には、直説法、命令法、接続法の3つがあります。
接続法は、「頭の中に思い描いた願望や感情、価値判断や疑惑などを伝える際に用いられる法」とされています。
直説法は「事実をそのまま客観的に表す法」とされている一方、接続法は「架空の事柄や非現実的な事柄を主観的に表現する法」と言えるでしょう。
例)Es evidente que él es feliz. (直説法)
(彼が幸せだということは明白です。)
Es dudoso que él sea feliz. (接続法)
(彼が幸せとは思えません。)
接続法現在の活用
接続法現在の活用は、er/ir動詞は同じ活用形となるので、ar動詞とer/ir動詞の2パターンです。
ポイントは、直説法現在の活用形を元にして覚えることです。
具体的に見ていきましょう。
ar動詞
直説法現在の1人称単数の活用を元に変化していきます。
語末の-oを取り除いた後に、以下の表の通りの活用語尾を付け加えます。
er/ir動詞
こちらも直説法現在の1人称単数の活用を元に変化していきます。
語末の-oを取り除いた後に、以下の表の通りの活用語尾を付け加えます。
注意すべき活用
直説法現在の1人称単数が不規則に活用する語
このタイプの動詞であるhacer(直説法現在1人称単数:hago)やconocer(直説法現在1人称単数:conozco)については、上記のとおり、hagoやconozcoという活用形を元に変化させますので、注意しましょう。
語幹母音変化動詞の一部
語幹母音変化動詞については、接続法現在においても、基本的に直説法現在における語幹母音変化と同様の変化が起こります。
例外に、ir動詞でe → ieタイプ及びo → ueタイプの語幹母音変化動詞があります。
これらは、1人称複数と2人称複数の活用において、それぞれe → i、o → uという変化が生じます。
(それ以外の1~3人称単数及び3人称複数においては、直説法現在と同様の語幹母音変化(e → ie、o → ue)が生じます。)
直説法現在の語幹母音変化動詞やその活用については、以下の記事を参照してください。
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スペイン語動詞の活用【直接法現在形の語幹母音変化】
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※ただし、活用はご自身で辞書などで確認するようにしてください。
不規則動詞
不規則動詞として、dar(与える)、estar(いる)、haber(ある、いる)、saber(知っている)、ser(~です)、ir(行く)を挙げることができます。
まとめ
今回は、スペイン語の最大の難所とも言える接続法について紹介しました。
まずは活用を覚えないと、接続法を使いこなすことはできないので、着実に活用の仕方をマスターするようにしましょう。
接続法現在の用法については、以下の記事を参照してください。
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スペイン語の接続法現在の用法【名詞節】
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