南米旅行のための黄熱病予防inニカラグア
去年、ニカラグアで2度目の年越しをし、
今年こそは絶対ニカラグア以外で年越しをするぞ!
と決めていたので、割と早めに休暇申請をし、今年の年末は南米に行くことに。
ニカラグア以外で年越しをしたかったというのも、
1年目はニカラグアで年越しをし、
2年目は他国で過ごすぞ!
と心に決めていたので、ドミニカに住む友達のところへ行こうとしていましたが、
むしろその友達がニカラグアに来ることになり、結局年末年始を一緒にニカラグアで過ごすことに。
まぁそれはそれで楽しかったので全然いいのですが、
3年目で任期最後の年越しこそは、絶対他の国で過ごすぞ!
って感じです。
で、南米に行くにあたっては、
黄熱病予防注射を打ったよ!っていう証拠のイエローカードを持っている必要があります。
これは、今年ニカラグア政府が、
「WHOが指定している黄熱病流行国からの渡航者はイエローカードを所持してないと入国させません!」
といった声明を出したからで、南米にはその指定国が多いんです。
ちなみに指定国は中南米だと、
アルゼンチン,ボリビア,ブラジル,コロンビア,エクアドル,仏領ギアナ,パナマ,パラグアイ,ペルー,ベネズエラがあります。
つまり、イエローカードを持っていなくても南米諸国には行けるけど、ニカラグアに戻ってこれないんです。
これはニカラグア大好きな僕にとっては大問題!
注射を打ちに行くことに。
黄熱病予防注射はニカラグア保健省の”El Complejo Nacional de Salud Concepcion Palacios”という施設で受けることができます。
ただ、注意しなきゃいけないのは、外国人で受けられるのは「長期滞在ビザ」か「就労ビザ」を持っている人のみで、旅行者はどんだけお金を払っても受けられません。
声明上ね。実際現場に行って賄賂渡せばいけるかもだけど。
でも普通は無料で受けられます。
日本で打つと高いらしいし、ここは儲けどこです。
毎日いつでも受けられるわけではなく、受けられる日時は、
月曜、水曜、木曜
8:00〜12:00、13:00〜15:00
です。
保健省の発表では16:00までってなってた気がするけど、実際に行って聞いてみたら15:00までらしいです。
待合室に貼ってある紙も、午後4時を3時に変えた後が。だいぶ見えづらいけど。
と言うことで、週末はやっていないので平日に時間休をとって行って来ました。
いろいろ手続きとか待ちとかめんどくさそうだなぁと思っていましたが、
朝9:00に保健省に着いて、9:15には注射を終えて保健省を出ていました。
めちゃめちゃ早い!!!
手続きも何も面倒なことは一切なかった。
全体の流れは、
保健省入る→
受付で用件言ってパスポートコピーを渡す→
予防接種の部屋まで行く→
待合室で呼ばれるのを待つ(順番待ちのための名前を書くとかもない)→
呼ばれる→
部屋の中に入る→
パスポートオリジナルと指定国に渡航する証明のコピーを渡す→
打たれる(ガーゼでポンポンとか打ったとこになにか貼るとかもない)→
イエローカード渡される→
パスポート返される→
帰る
っていう感じでした。
気をつけることは、パスポートなどの身分証明書とeチケなどの指定国への渡航証明は、保健省で保管するらしいのでコピーを持って行くこと!くらいですかね。
あとは、予防接種が受けられる部屋までたどり着くのが結構難しい。
何人かに聞きながら進みましたが、聞かなかったら多分なかなか着かないです。
1階建で平屋が連なってるような作りなのですが、看板みたいなのが全然ないんです。
ようやく部屋の前まで行くと矢印が。
部屋の目の前だし、診察室としか書かれてないし、この矢印にはもはや何の意味も感じません。
待合室はこんな感じ。
着いた時は5人ほどいて、予約不可なので待つしかなかったですが、ほぼ待った感覚もなく自分の番に。
待合室は就職面接の待合室かのような雰囲気で、これから同じものに立ち向かう仲間として、境遇を共有した同士達がお互いを励ましあっている不思議な雰囲気でした。
僕の前の人は、指定国ではないアメリカに渡航予定で、eチケを担当医に見せてすぐに追い返されていました。
指定国に行くことが確実な人しか受けられないようです。急遽渡航が決まった人はどうするのだろう。
注射は大の苦手ですが、全てが一瞬だったおかげで思った以上に痛さも感じず終えられました。
これでイエローカードゲット!
イエローカードはしっかりイエローです。
これで南米旅行の準備は整った!!!