グアテマラからのお客さん2
グアテマラの知人たちの旅行2日目は、カリブ海に浮かぶコーン島に行く人たち、グラナダにまた行く人、マナグアに残る人など、それぞれが自由に動くプランだったので、僕はそのうちの1人とアポヨ湖というグラナダ県とマサヤ県の間にある湖に行った。
ニカラグアは、火山と湖の国と呼ばれているほど多くの火山と湖があり、アポヨ湖はその数ある湖のなかでも最も綺麗で、最もレジャーに向いている湖だと思う。
湖を一望できる展望台もあれば、湖畔には多くのリゾートがあり、泳ぐこともカヤックやパドルボードで遊ぶことも釣りをすることもできる。
今回は、湖畔にある”PARADISO"というホステルに行ってきた。
そこはホステルではあるが、敷地内にプライベートビーチ、カヤック、パドルボード、うきわ、バー、ビリヤード台、卓球台、テレビ付きくつろいスペースなどがあり、宿泊しなくても7米ドルで1日遊び放題の、遊び盛りにはもってこいの場所。
ここ以外にも、似たようなホステルがアポヨ湖の湖畔にはいくつかあり、いろいろ試してみたが、やっぱりここが1番アクティビティも多く、コスパもいい。
アポヨ湖の後は、マサヤ市内にある民芸品市場に寄ってお土産選びをし、その市場の近くの中央公園に行った。
中央公園には、連休ということもあり移動遊園地や出店が出ていた。
このような移動遊園地は、年末や祝日などイベントごとがあると国内各地に出現し、近隣の子供たちでにぎわう。
この観覧車はニカラグアで見た中では大きい方だが、今まで見てきた中ではボックスが6つしかない超小型のものや、これ以上に大きいものもあった。
一貫しているのは、どれもいつ壊れてもおかしくないような異常な音が鳴っていたことだ。
じゃんけんで負けた友人はこれに1人で乗り、1人で騒ぎ、周りの人たちから注目を浴びていた。料金は20コルドバ(70円くらい)だった。
マナグアに戻り、ニカラグアの家庭料理が堪能できるレストラン”ドーニャ・アイデ”で夕食を食べ、その後はいくつかのバーを回って1日を終えた。
3日目(最終日)は、グアテマラへの戻り便の時間もあったので、軽くマナグア観光をしたのみ。
むかし大統領府があったティスカパ湖の丘にたつニカラグアの革命家サンディーノのシルエット。
丘の上にあり目立っているので、マナグアのあらゆる場所から見ることができる。
その丘から見るティスカパ湖。
以前は泳げるほど綺麗だったが、今は泳ぐ人は1人もいないほど汚れている。
去年くらいまでは湖の上を通るキャノピーがあったが、それももうなくなったみたいだ。
ウエンベス市場の民芸品売り場。
マナグアにある市場の中では比較的安全と言われていて、観光客がよく来る民芸品コーナーも品ぞろえが良い。
奥に入っていくと、食用のイグアナなども売られている。
2日目も3日目も細かく見たらもう少しいろいろなところに行ったが、大まかに見ればこんなところ。
首都近辺だけではなく、地方にも見てほしいものはいっぱいあるが、短い旅行にしてはなかなか見てもらうことができたと思う。
空港で各地に散らばった皆がまた集まり、グアテマラに戻っていった。
一瞬の滞在だったが、皆ニカラグアを満喫してくれたみたいだ。
こうやってニカラグアを気に入ってくれる人がどんどん増えていけばいいな。
皆が帰ったいま、長期休暇後とかに感じるあの感覚、心にぽかっと穴があいたさみしいやつだ。