今回の記事ではスペイン語の「所有詞」について紹介します。
所有詞は「~の」という意味を表すので、文章だけでなく、会話でも重要な表現となります。
ぜひこの記事でマスターしてください!
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所有詞とは
名詞について、「私の」や「彼の」、「あなた方の」といった意味を表し、修飾する名詞の所有を表すもので、名詞を説明することから、正確には所有形容詞と呼ばれます。
このように、それぞれの人称の所有を表すので、所有形容詞も1~3人称とその単数、複数の6種類が存在します。
また、形容詞と同様、修飾する名詞と性数一致(所有している人の人数ではなく、セットとなる名詞にあわせます)するので、注意しましょう。
所有詞の形
所有形容詞は、短縮形と完全形(それぞれ、前置形、後置形と呼ばれることもあります)の2種類の形が存在します。
短縮形は以下のとおりです。
完全形は以下のとおりです。
所有詞の用法
名詞修飾の場合
短縮形を名詞に前置することで、「~の●●(名詞)」という意味を表すことができます。
また、完全形を使用する場合は、修飾する名詞の後ろに置きます。
短縮形を使用する場合は、冠詞を使用することができませんので、冠詞と一緒に使用する場合は完全形を用いる必要があります。
例)tu jefe
(君の上司)
Seru es amigo mío.
(せるは私の友達です。)
Sus ojos son azules.
(彼女の目は青いです。)
¡Que disfrutes tus vacaciones!
(休暇を楽しんで。)
また、所有形容詞と名詞の間に、形容詞を置くことが可能です。
例)mi buen amigo(私のよい友達)
主格補語の場合
また、完全形はser動詞と一緒に主格補語として使われることもあります。
この主格補語としての用法は完全形のみ可能で、短縮形を使うことはできません。
なお、ser動詞については、estar動詞とともに別記事で詳しく説明していますので、そちらをご参照ください。
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【スペイン語】SERとESTARの使い分けを徹底解説!
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例)¿De quién es esta mochila?
(このかばんは誰のものですか。)
Es mía.
(私のものです。)
3人称の所有詞の言い換え
スペイン語の3人称は「彼」、「彼女」、「あなた(男性、女性)」と様々なパターンを指し示しますが、所有形容詞はsu(短縮形)とsuyo(完全形)の1種類しかないので、誰のことか判別しにくい場合があり得ます。
そういう場合は、定冠詞+名詞+de+所有者という形で所有者を明示することができます。
このとき、所有形容詞とde+所有者を同時に使用することはできないことに注意してください。
例)su cuaderno(彼のノート)
el cuaderno de él(彼のノート)
el cuaderno de Seru(せるのノート)
所有代名詞
定冠詞と所有形容詞の完全形を一緒に使用することで、代名詞として使用することができます。
日本語訳としては「~のもの」という風に考えるといいでしょう。
例)Mi gata se parece bastante a la tuya.
(私の猫は君の猫にかなり似ています。)
まとめ
所有詞に2種類の形があることに最初驚いた方もいるかもしれません。
しかし、上記の使い分けのルールもそこまで難しい話ではないと思います。
先に学習している形容詞やser動詞と一緒に使用することが多いので、自分のモノを紹介する練習をすれば効率的にマスターできるので、頑張りましょう。
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