この記事では、スペイン語の便利な表現を紹介していきます。
今回はスペイン語で「ごめんなさい」「すみません」など「謝るときの表現」について紹介していきます。
日本の文化ではよくあちこちで「すみません。」と耳にしますが、スペイン語圏の多くの国の文化では、日本ほど耳にしません。
というのも、謝ることで自らの非を認める、あるいは責任を取ることを受け入れるという考え方があるからです。
ただ、そうはいっても道端で誰かにぶつかったり、提出期限に遅れてしまったり、常識的な謝罪の言葉は使われます。
現地で使うときには、ぜひどんなシチュエーションで、どんな表現が使われているか注意深く観察しながら、謝罪のフレーズは言えるようにしておきましょう!
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よくある会話
りゅうやはせるとの待ち合わせに遅れてしまっているようです。
せるごめん、もう家を出ているところだよ。もうあと10分で着くと思う。
大丈夫だよ。それにりゅうや忙しかったじゃん。
ありがとう。でももうこれ以上待たせないから。
大丈夫だって。待ってるね。
謝るときの基本表現
―Lo siento.
(すみません。ごめんなさい。)
"Lo siento mucho."で「本当にごめんなさい。」になります。
また、お悔やみやお見舞いの言葉として「とても残念です。」との意味にもなります。
続きに、porと文章を置くことで「~に対してごめんなさい。」と表現できます。
例)Lo siento por no haberte contestado.
(返事してなくてごめんね。)
Lo siento por llegar tarde.
(遅れてごめんなさい。)
―Perdón.
(すみません。ごめんなさい。)
先に書いたように、道端で誰かにぶつかってしまったときや人混みを通るときなどに使えます。
また、聞き返すときにも使えます。この場合、語尾は上げて発音しましょう。
―Perdóname.
(ごめんなさい。)
直訳は、"perdonar"が「許す」という意味なので、「私を許してください。」となります。
以下に紹介する"Discúlpame"よりカジュアルな表現です。
―Mil disculpas.
(本当にごめん。)
直訳は「1000の許し」となりますが、カジュアルな感じでよく友達同士で使われます。
―Discúlpeme.
(申し訳ありません。)
直訳は、"disculpar"が「許す」という意味なので、「私を許してください。」となります。
これまで紹介した中でよりフォーマルなので、上司や目上の人にはこの表現を使うといいでしょう。
相手の立場や数によって、動詞の活用を変えるといいでしょう。
また、"Disculpe."を単独で使うと、お店で店員さんに話しかけたり、道端で誰かに話しかけたりするときなどの「すみません。」といった意味でよく使われます。
例)Disculpe, ¿me puede mostrar eso?
(すみません、それを見せてもらえませんか?)
―Le pido disculpas por ~.
(~して申し訳ありません。)
よりフォーマルな表現で、職場やビジネスメールなどでよく見られます。
例)Le pido disculpas por lo que sucedió.
(今回のことは申し訳ありませんでした。)
―Qué pena.
(ごめんなさい。)
※コロンビアでよく使われる表現で、本来なら「それは残念だ。」という意味です。
コロンビアでは謝るときの表現として非常によく聞かれますので、コロンビアに行く際には覚えておきましょう笑
謝られたときに使える返答
―No te preocupes.
(心配しないで。)
―No pasa nada.
(大丈夫です。)
―No hay problema.
(問題ありません。)
―Está bien.
(大丈夫です。)
まとめ
最初は使い分けが難しいかもしれませんが、ネイティブと接していれば、日常的に出てくる表現だと思うので、心配はいらないと思います。
ただし、最初にも説明したように、スペイン語圏では日本とは違った「謝罪の文化」もあるので、ほどよく、また使いすぎないようにも気をつけるといいと思います!