【スペイン語】"hay"「～があります。」の使い方！

　この記事では、スペイン語で「～があります」を表現する"hay"の使い方について紹介していきます。

非常に使用頻度の高い表現ですので、以下で紹介するポイントに注意して、使いこなせるようになってください！

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"hay"とは？

　"hay"は、動詞「haber」の直説法現在の３人称単数に活用した形です。

この「haber」は特殊な動詞で、直説法現在の３人称単数の活用形は"ha"と"hay"の２種類があります。

「～があります。」という意味で使用する場合は、"hay"を使用します。

動詞"haber"は今回紹介する用法以外に、完了形を形成する用法があります。

完了形については以下の記事を参照してください。

hayを使用する際の注意点

　「～があります。」という意味を表すhayを使用する際の注意点を以下で説明します。

存在するものは、人でも物でもOK

　"hay"を用いて表現するものは、人でも物でもどちらでもかまいません。

　例）Hay muchas personas en esta plaza.

　　（この広場にはたくさんの人がいます。）

　　　Hay varias tiendas en esta plaza.

　　（この広場にはいくつかの店があります。）

常に形はhay（３人称単数）

　存在するものが単数でも複数でも、形は常に"hay"（３人称単数）を使用します。

　例）Hay una fábrica en este pueblo.

　　（この村には工場が一つあります。）

　　　Hay unos parques en este pueblo.

　　（この村には公園がいくつかあります。）

なお、hayは「～があります。」という意味を表す場合の直説法現在の３人称単数の特別な活用形ですが、点過去（hubo）や線過去（había）、未来（habrá）などの時制で使用する場合は、それぞれの３人称単数の活用形を使用するようにしてください！

定冠詞や所有詞（前置形）とは一緒に使わない

　"hay"を使用するとき、定冠詞（el/la/los/las）や所有形容詞の短縮形（前置形）（mi(s)/tu(s)/su(s)/nuestro(s)/nuestra(s)/vuestro(s)/vuestra(s)）とは一緒に使いません。

一方で、不定冠詞（uno/una/unos/unas）やmuchoやpoco、基数詞などと一緒に使うことは可能です。

また、存在するものが複数の場合、不定冠詞などをつけずに使用することも可能です。

　例）Hay un perro debajo de la mesa.

　　（テーブルの下に一匹の犬がいます。）

　　　Hay mucho tráfico en esta carretera.

　　（この道路はたくさんの交通量があります。）

　　　Hay poca gente en la clase.

　　（この授業にはほとんど人がいません。）

　　　Hay cinco carros en el estacionamiento.

　　（駐車場には５台の車があります。）

　　　¿Hay restaurantes cerca de aquí?

　　（この近くにレストランはありますか。）

冠詞や基数詞については以下の記事を参照してください。

"hay"と"estar"の違い

　"hay"は「存在」について言及しますが、「定冠詞」や「所有詞」がついた人やものについて言及する場合は、"estar"を使用して「所在」を表現することができます。

　例）Mi bicicleta está delante de la casa.

　　（私の自転車は家の前にあります。）

　　　El criminal está en este edificio.

　　（その犯人はこのビルにいます。）

まとめ

　今回、存在を表すhayについて紹介しました。

定冠詞や所有詞の前置形とともには使用できない点や所在を表すestarとの使い分けを理解することが重要です。

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執筆者：Rika  (Instagram)

監修：りゅうや(Instagram)