スペイン語中級文法

譲歩の表現「aunque」の用法

 

 この記事では、スペイン語の「譲歩の表現"aunque"の用法」について紹介していきます。

 

譲歩とは、日本語でいう「~けれども/だとしても、~である」と、聞き手が通常予想するであろうことに反したことを述べるものです。

 

例えば、次のような文章が挙げられます。

 

 例)Aunque es mexicana, no le gusta la comida picante.

  (彼女はメキシコ人だが、辛い食べ物は好きではありません。)

 

譲歩文は、基本的に接続詞「aunque」を用いて表すことができ、条件文と同様、ニュアンスの違いによって直説法と接続法を使い分けます

 

「譲歩文」では接続法も使用しますので、接続法現在、接続法過去の活用については以下の記事を参照してください。

 

 

譲歩文と直説法・接続法

 上記で説明したことに加えて、譲歩文は以下の二つの塊から構成されます。

 

  ・「~けれども/だとしても」という譲歩内容に当たる「譲歩節」

  ・「~である」という結論に当たる「帰結節」

 

 また、基本的に、譲歩節で直説法を用いた場合は事を表し、接続法を用いた場合は仮定を表すとされています。

 

 例)Aunque llueva, iremos al parque.

  (雨が降っていても、私たちは公園に行くつもりです。)

 

 この場合、「Aunque llueva(雨が降っていても)」が譲歩節、「iremos al parque(私たちは公園へ行くつもりです)」が帰結節となります。

この例では、lluevaと接続法現在を使用していることから、「雨が降る」という内容が仮定的に表されています

この考え方を使って、早速用法を見ていきましょう。

 

Aunque+直説法

 上記のとおり、譲歩節で直説法を用いる場合、事実を表すとされています。

基本的に「~だけれども」と訳すことで、以下で説明する接続法を用いた仮定的な内容と区別することができます。

また、表す内容によって直説法現在や直説法点過去、直説法線過去などを使用します。

 

 例)Aunque no me apetece, tengo que ir a la clase.

  (気が進まないけれども、私はその授業に行かなければなりません。)

 

 例)El Congreso aprobó esa ley, aunque tenía mala reputación.

  (評判は悪かったけれども、国会はその法律を承認しました。)

 

 

Aunque+接続法

 譲歩節で仮定を表す場合、その内容・ニュアンスに応じて、譲歩節と帰結節の時制を選択しますが、基本的に以下の3つのパターンに分けることができます。

 例文とともに見ていきましょう。

 

現在の仮定・可能性の低い未来の仮定を表現する場合

 この場合、以下のような時制を使用します。

 

  譲歩節(接続法現在)+帰結節(直説法現在、直説法未来など)

 

 例)Aunque no apruebes ese examen, no tienes que desanimarte.

  (その試験に合格しなくても、気を落とすことはありません。)

 

 例)Aunque me pidas dinero, te lo negaré.

  (私にお金を無心したとしても、私は拒否するでしょう。)

 

現在の非現実的な仮定を表現する場合

 この場合、以下のような時制の組み合わせになります。

先に説明した現在の仮定との違いが難しいですが、ポイントは現実的な譲歩であるか、非現実的な譲歩であるかです。

表される内容を話し手が現実的と考えれば、接続法現在を使用し、非現実的(事実と異なる)と考える場合には接続法過去を使用します。

 

  条件節(接続法過去)+帰結節(直説法過去未来)

 

 例)Aunque cumpliera los requisitos, no participaría en ese concurso.

  (たとえ要件を満たしていたとしても、そのコンクールには参加しないでしょう。)

  ※実際は、要件を満たしていないことが分かります。

 

 例)Aunque tuviera mucho dinero, no viajaría por Europa.

  (たとえお金がたくさんあったとしても、ヨーロッパへは旅行しないでしょう。)

  ※実際は、お金がたくさんないことが分かります。

 

 

非現実的な過去の仮定を表現する場合

 この場合、以下のとおり時制を組み合わせます。

 

  譲歩節(接続法過去完了)+帰結節(直説法過去未来完了)

 

 例)Aunque hubiera estudiado en Cuba, no habría entendido el discurso.

  (たとえキューバで勉強したとしても、そのスピーチは理解できなかったでしょう。)

 

 例)Aunque hubiera conocido esa regla, no la habría respetado.

  (たとえその規則のことを知っていたとしても、尊重しなかったでしょう。)

 

まとめ

 今回、aunqueを用いた譲歩の表現について紹介しました。

 様々なパターンがあり、ニュアンスの違いが難しいものもありますが、まずは直説法を使用する場合と接続法を使用する場合の大きな違いを理解するようにしましょう。

 

 

 

今おすすめのスペイン語参考書

 

僕が読み漁ったスペイン語の参考書

 

執筆者:Rika  (Instagram)

監修:りゅうや(Instagram)

 

-スペイン語中級文法

© 2021 スペイン語やろうぜ Powered by AFFINGER5