今回は、スペイン語名詞の「単数形・複数形」について紹介します!
スペイン語の大半の名詞には、単数形と複数形が存在しますが、これにもルールがちゃんと決まっているので心配無用!難しく考える必要はありません!
この記事を読んでルールを把握すれば、もう怖いものなしです!
ではさっそくルールを見ていきましょう!
単数形を複数形に変えるルール
では、早速お決まりのルールについて説明していきます。
※スペイン語は名詞の前に冠詞がつくことが多いため、定冠詞をつけて説明していきますが、詳しくは以下の記事を参照にしてください。
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①単数形が母音(a/e/i/o/u)で終わる場合は、原則語尾に-sをつける
例)la casa(家) → las casas
el diccionario(辞書) → los diccionarios
el café(コーヒー) → los cafés
②単数形が子音で終わる場合は、原則語尾に-esをつける
例)la ciudad(都市) → las ciudades
el rey(王) → los reyes
※ただし、アクセント記号が必要になったり、不要になったりするものもあるので注意
例)el examen(テスト) → los exámenes
el avión(飛行機) → los aviones
③ 単数形が-zで終わる場合は、語尾が-cesとなる
例)la vez(~回) → las veces
la pez(魚) → las peces
la actriz(女優) → las actrices
単数形のみで使われる名詞
だいたい不可算名詞(物質名詞・抽象名詞など数えられないもの)は、複数形となりません。
例)el agua(水), la sangre(血), el aire(空気), el hambre(空腹), el calor(暑さ)など
複数形のみで使われる名詞
対になっている名詞については、複数形のみで使われます。
例)los pantalones(ズボン), las gafas(眼鏡), las tijeras(ハサミ)など
※ただし、2つのものがペアになっているものの片方のみを表すときは単数形になるので注意
例)los calcetines(靴下) → el calcetín
los zapatos(靴) → el zapato
単数形と複数形で意味の異なる名詞
名詞の性でも、男性名詞にも女性名詞にもなりうる名詞が、それぞれの場合で意味が異なるということを紹介しました。
同じように、名詞が単数形の場合と複数形の場合で意味が変わることもありますので、その例をいくつか紹介します。
例)el bien(善、利益) → los bienes(財産)
la letra(文字) → las letras(文学)
el amor(愛) → los amores(情事、交際)
男女混合グループは男性複数形に
男女混合のグループを指すとき、その人数に関わらず、一人でも男性が入っている場合は男性複数形で表します。
例)el japonés(日本人男性単数形)+las japonesas(日本人女性複数形)
→ los japoneses(日本人たち)
el amigo(男性の友人単数形)+la amiga(女性の友人単数形)
→ los amigos(友人たち)
また、以下のよく使われる複数形の名詞も、実際は男女混合のグループを表しているということを覚えておきましょう。
例)los padres(両親) → el padre(父親)+ la madre(母親)
los hermanos(兄弟) → el hermano(兄・弟)+ la hermana(姉・妹)
まとめ
単数形・複数形は基本の形は変わらず、ちょっとした語尾の変化が見られるだけなので、難しく思う必要はありません。
他のルール(冠詞や名詞の性など)にも関係してくる部分なので、一緒に覚えるとより効果的です。
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執筆者:Rika (Instagram)
監修:りゅうや(Instagram)